この記事では、 “4つ目の問題と解決策”をお伝えします。
【4つ目の問題:歌唱中に、気持ちが悪くなってしまう問題】
ボイトレを行う中で、 “歌唱中に、気持ちが悪くなってしまう問題”が起こりました。
この問題の解決策は、一度休憩し、ポイント1から丁寧にやり直すことです。
これが、ポイント10です。

なぜなら、ここまで再現させてきたポイントが崩れて、気持ち悪くなっている可能性があるからです。
ポイント1で、喉頭の位置を意識します。
喉仏の後ろ側です。

ただ、喉頭の位置は動きます。
喉頭は、骨ではなく筋肉で固定されているからです。
例えば、歌唱中に、喉頭の位置を固定している上側の筋肉に余計な緊張が加わると、喉頭は持ち上がります。
喉頭が持ち上がる時の刺激は、日常で気持ち悪くなる時の刺激と似ています。
例えば、歯ブラシで奥歯を磨いたり、検診で舌の奥を触られたりする時のような、ノドの奥に対する刺激です。
そして、喉頭は、声帯を伸ばす時に持ち上がりやすいです。
以下の文章をご覧ください。
“…輪状甲状筋は声帯ヒダを伸ばすことでピッチを上げます。しかし、輪状甲状筋の活動はノドの筋肉を収縮させる動きと関連があるので、訓練を受けていない歌手は、ピッチを上げると次第に喉頭を締め付けたり、持ち上げたりすることが多くなります。”
(『イラストで知る 発声ビジュアルガイド』 株式会社音楽之友社、著者 セオドア・ダイモン、訳者 竹田数章(監訳)、篠原玲子、2020年、p.53)
なので、歌声の高さを上げる瞬間に、喉頭を持ち上げてしまい、喉の奥が刺激されることで、気持ち悪くなっている可能性があるということです。
これを簡単に言うと、喉頭の周囲の筋肉を緊張させてしまっているということです。
そして、それを言い換えると、ここまで再現させてきたポイントが、崩れてしまっているということです。
なので、この問題の解決策は、一度休憩し、ポイント1から丁寧にやり直すことです。
次は、 “5つ目の問題と解決策”です。
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