ボイトレで“喉が痛くなる”方へ!『ポイント5の解説』

ポイント5は、高さの変化は、 “声帯の長さ”で作ることです。

なぜなら、ノドの構造に合っているからです。


ノドには、声帯を伸ばす仕組みがあります。

声帯を、 “前後に引っ張って”伸ばす仕組みです。

前側の筋肉が“輪状甲状筋”で、後ろ側の筋肉が“後輪状披裂筋”です。

輪状甲状筋と後輪状披裂筋は、声帯の“少し下”にあります。

輪状甲状筋と後輪状披裂筋を緊張させることで、声帯が伸ばされ、歌声が高くなります。

この動きに、無理をしている部分はありません。

なので、ポイント5は、高さの変化は、 “声帯の長さ”で作ることです。

注意点です。

声帯を伸ばす時に、喉頭の周囲の筋肉を緊張させないようにすることです。

なぜなら、 “声帯を伸ばす筋肉”と“喉頭の周囲の筋肉”は、連動しやすいからです。

以下の文章をご覧ください。

補足です

歌声の高さは、 “息の量”でも変えられます。

ただ、息の量の変化には、注意が必要です。

息の量を過剰に増やすと、声帯の形を周囲の筋肉で支えようとします。

その時に、声帯同士を押し付けてしまうのです。

また、 “喉頭の周囲の筋肉”を緊張させてしまうこともあります。

その状態で、強引に高さを上げようとすると、ノドを痛めてしまいます。

なので、歌声の高さの変化は、 “声帯の長さ”で作ります。

>>『ボイトレのやり方』

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