この記事では、ステップ3をお伝えします。
まずは、 “ステップ3のたとえ話”です。
【ステップ3のたとえ話:目的地の高さに届く気配が全くしないてんとう虫の話】

ステップ2のてんとう虫の話を思い出してください。
そのてんとう虫は、まだ羽化したばかりで、空を飛んだことがありませんでした。
なので、目的地を目指す前に、 “安全な場所で”、“無理なく”、空を飛ぶ練習を行っていました。
そして、前回までに、実際の道中を飛べるようになりました。
ここからが続きです。
そのてんとう虫は、今、目的地を見上げています。
なぜなら、実際の目的地は、自分の想像をはるかに超えて高い場所にあったからです。
そのてんとう虫は、羽ばたくスピードを最大限まで上げて、何度もその高さにチャレンジしました。
しかし、何度チャレンジしても届きません。
今の後ろ羽では、目的地の高さに届く気配が全くしないのです。
ここから、さらにチャレンジしようとすると、どんどん力任せになります。
力任せになると、再び、余計な筋肉に力を入れてしまいます。
それでも無理をして羽ばたこうとすると、最終的には後ろ羽を痛めてしまいます。
そのため、次は、後ろ羽を、その高さ専用の羽に変化させる練習を行いました。
その結果、無理なく、目的地に到着できました。
ステップ3でも、これと同じ練習を行います。
それが、地声の音域を広げる練習です。
たとえ話なので、少しSFのようになってしまいました。
そんなの実際には無理だと思われるかもしれません。
もしかしたら、夢落ちかもしれません。
でも、あなたはすでに、これと同じことを行っています。
それが、地声と裏声の切り替えです。
低い音域を歌う場合、声帯を“地声用”に変化させて歌っています。
高い音域を歌う場合、声帯を“裏声用”に変化させて歌っています。
ステップ3では、その“地声用”の声帯の変化に、バリエーションを作る練習を行います。
それが、地声の音域を広げる練習です。
では、ステップ3です。

【ステップ3:地声の音域を広げる練習】

ステップ3は、地声の音域を広げる練習です。
ステップ3で、ようやく地声の音域を広げるための練習を行います。
ステップ1とステップ2でしっかりと土壌を作ってから、ステップ3で種を植える感じです。
そして、ステップ3を繰り返すことで、花を咲かせます。
ステップ3は、ステップ2の続きとして行います。
ステップ2で、ステップ1の状態に慣れるために、繰り返し歌いましたよね。
ステップ3は、その繰り返しの中で、 “選曲”を工夫しながら行います。
ステップ2では、“無理をしないでも歌える音域の曲”を選びました。
ステップ3では、 “曲の最高音が、自分の限界よりも少し高くなる曲”を選びます。
言い換えれば、 “高さ的に、少し無理をしなければ出せない部分がある曲”を選ぶということです。
これも厳密に考える必要はありません。
音域を調べてから選曲するというよりは、合いそうな曲を歌ってみて、歌う中で判断します。
大前提として、その時に歌いたい曲じゃないと、気持ちが乗らないです。 選曲する際の、大まかな基準という感じです。
ただ、 “かなり”無理ではありません。
“少し”無理です。
ここは重要です。
そのような曲を選ぶことで、楽しみながら、自分の限界よりも少し高い音域にチャレンジできます。
そのチャレンジを何度も繰り返すことで、少しずつ、地声の音域を広げていくということです。
ここで使うポイントが、ポイント6です。
ステップ3用の曲を歌いながら、ポイント6を再現できるように練習します。
では、ポイント6です。

【ポイント6:音域ごとに、声帯の筋肉の脱力度合いを変えること】

ポイント6は、音域ごとに、声帯の筋肉の脱力度合いを変えることです。
なぜなら、その声帯が対応できる音域を変えられるからです。
注意点は、このポイントには、明確な出典がないことです。
もしかしたら、実際には、このような変化は起こっていないかもしれません。
ただ、私はこの考え方で練習し、実際に効果を出せたので、ポイントとして採用しています。
声帯の筋肉の脱力度合いを変えると、声帯の太さが変わります。
声帯の太さが変わると、その声帯の伸縮で対応できる音域が変わります。
そして、声帯の太さに種類を作れれば作れるほど、その声帯が対応できる音域は広がります。
ギターのチョーキングを想像してください。
一番太い弦をチョーキングすると、一番低い音域内で音の高さが変化します。
より細い弦をチョーキングすると、より高い音域内で音の高さが変化します。
さらに細い弦をチョーキングすると、さらに高い音域内で音の高さが変化します。
そして、弦の太さに種類があればあるほど、そのギターが対応できる音域は広がります。
この弦の太さの変化を、声帯で再現するということです。
声帯の太さの変化は、声帯の筋肉の脱力度合いで作ります。
なので、ポイント6は、音域ごとに、声帯の筋肉の脱力度合いを変えることです。
以上が、ステップ3です。
次は、 “1つ目の補足”に進みます。
“1つ目の補足”用の記事へ進む場合は、こちらです。






