この記事では、 “ステップ1の流れ”をお伝えします。
まずは、 “ステップ1の流れ”の補足です。
【 “ステップ1の流れ”の補足】

【練習時間の目安:ステップ1ができるようになるまでは、少なくとも利用時間の3分の1ぐらい】
ステップ1は、時間で区切りをつけて、次のステップ2に進みます。
以下が、ステップ1における練習時間の目安です。
- 利用時間を3時間にしている場合は、60分ぐらい
- 利用時間を1時間にしている場合は、20分ぐらい
- 利用時間を30分にしている場合は、15分ぐらい
ステップ1ができるようになるまでは、少なくとも練習時間の3分の1ぐらいは、ステップ1に使います。
ただ、利用時間を30分にする場合は、練習時間の半分ぐらいをステップ1に使うことをオススメします。
私だったら、その日は“ステップ1用の日”と割り切って、20分ぐらい使います。
そして、最後に1曲歌って帰るという感じです。
【練習時間の目安】の補足
ステップ1からステップ2に進むタイミングは、基本的には、ステップ1ができるようになってからです。
ただ、最初から上手くいくことはないでしょう。
試行錯誤することになります。
そうすると、せっかくカラオケまで来たのに、一曲も歌わないで帰るという期間が長く続くことになります。
カラオケに来て、一曲も歌わないで帰るのは寂しいです。
なので、ステップ1は、時間で区切りをつけて、次のステップ2に進みます。
ステップ1は、時間をかけて丁寧に行いたい部分です。
練習時間が短いと、それだけで焦ってしまい、雑になる恐れがあります。
なので、嫌にならない範囲で、少なくとも練習時間の3分の1ぐらいは使います。
私が練習を始めた初期の頃は、ステップ1が、練習時間の半分を占めることもありました。
その日、そこそこ楽しめるより、将来、たくさん楽しめることを優先します。
土壌をしっかりと作ってから、種を植える感じです。
もちろん、ステップ1ができるようになれば、もっと短い時間でステップ2に進むことができます。
【各ポイントを再現できた時:感覚をメモする】
各ポイントを再現できた時は、その時の感覚をメモしておきます。
感覚を見つけた時は、歌唱中でも、その時にメモします。
感覚を、メモでセーブする感じです。
【各ポイントを再現させる時:感覚のメモを使う】
各ポイントを再現させる時は、 “感覚のメモ”を使います。
感覚を、メモでロードする感じです。
【休憩:適度に休憩を入れる】
練習中は、適度に休憩を入れます。
休憩も大事です。
ソファに座って、飲み物を飲みます。
そういうリラックスした時に、何か思い浮かぶかもしれません。
何か思い浮かんだら、大したことなさそうでもメモしておくといいです。
後で、別の何かとつながるかもしれません。
休憩後は、もう一度、ポイント1から丁寧にやり直します。
【練習する順番:途中から練習したい場合でも、ステップ1-1からやり直す】
途中から練習したい場合でも、ステップ1-1からやり直します。
前提となるポイントを再現させてから、練習を始めます。
では、 “ステップ1の流れ”です。

【ステップ1の流れ: “曲を使わないで”、“無理なく”、歌声を出す練習の流れ】

今、立ち上がった状態です。
自分の部屋の中だと思い込んで、リラックスしている感覚を維持します。
まずは、ステップ1です。
ステップ1は、 “曲を使わないで”、“無理なく”、歌声を出す練習です。
【マイクの準備:マイクは使わない】
マイクは使いません。
【採点機能:採点機能は使わない】
採点機能は使いません。
【録音機能:録音機能は使わない】
録音機能は使いません。
【選曲:曲は使わない】
曲は使いません。
無音の中で行います。

【ステップ1-1: “声帯を伸ばせる状況”を作る練習】
最初は、ステップ1-1です。
ステップ1-1は、 “声帯を伸ばせる状況”を作る練習です。
ここで使うポイントは、ポイント1とポイント2です。
- ポイント1:喉頭の位置を意識すること
-
ポイント1は、喉頭の位置を意識することです。
喉頭は、喉仏の裏側にあります。
- ポイント2:喉頭の周囲の筋肉を脱力させること
-
ポイント2は、喉頭の周囲の筋肉を脱力させることです。
なぜなら、声帯を伸ばせる状況を作れるからです。
ステップ1-1では、ポイント1とポイント2を再現できるように練習します。
まず、喉頭の位置を意識します(ポイント1)。
喉頭の位置は、喉仏の裏側です。

喉頭の位置を意識する時は、喉仏を目印にするだけでなく、実際に触りながら意識します。
次に、喉頭の位置を意識できたら、その周囲の筋肉を脱力させます(ポイント2)。

喉頭の周囲の筋肉を脱力させる時は、範囲を明確にして脱力させるというよりも、喉頭を中心に、その辺り全体の筋肉を脱力させるという意識で行います。
脱力させる時は、 “多少脱力させられればいいかな”ではなく、 “しっかりと脱力させる”という意識で行うといいです。
喉頭の周囲の筋肉を脱力させられたら、ステップ1-2に進みます。

【ステップ1-2:声帯を“きれいに”振動させる練習】
今、ステップ1-1が終わって、喉頭の周囲の筋肉の脱力ができている状態です(ポイント2)。
その感覚を維持します。
次は、 ステップ1-2です。
ステップ1-2は、声帯を“きれいに”振動させる練習です。
ここで使うポイントは、ポイント3とポイント4です。
- ポイント3:声帯の位置を意識すること
-
ポイント3は、声帯の位置を意識することです。
声帯は、喉仏の裏側の“少し下”です。
- ポイント4:息の量を、声帯が振動する必要最低限の量にすること
-
ポイント4は、息の量を、声帯が振動する必要最低限の量にすることです。
なぜなら、歌声は、息ではなく振動だからです。
ステップ1-2では、ポイント3とポイント4を再現できるように練習します。
まず、声帯の位置を意識します(ポイント3)。
声帯の位置は、喉仏の裏側の“少し下”です。

声帯の位置を意識する時も、喉仏を目印にするだけでなく、実際に触りながら意識します。
感覚で、なんとなく位置関係を意識するよりも、実際に触ることで、より正確に位置関係を意識できるからです。
その時も、前からだけではなく、横からも触って、口やノドとの位置関係をしっかりと想像しながら行うといいです。
最後に、その位置を基準に息を吐きます。

息を届かせる目安の位置を、声帯の位置にするということです。
そして、その時の息の量は、声帯が振動する必要最低限の量です(ポイント4)。
ここで初めて、歌声が出ます。
【口の形:ほとんど閉じている】
口の形は、ほとんど閉じています。
私の場合は、ため息をついた時の形が最も近いです。
そこから口の形は意識しません。
その形のまま、口が受け身の状態で歌声が出ていく感じです。
【息の吐き方:ほんの少しの量から始める】
息を吐くときは、声帯に届くかどうかというぐらいの、ほんの少しの量から始めます。
最初は、歌声にならなくてもいいです。
そこから、少しずつ息の量を増やしていき、きれいな振動を作れる量を探します。
その結果として、声帯がきれいに振動し、歌声を出せれば、それを声帯が振動する必要最低限の息の量とします。
【声量:求めない】
このポイント4で重要なことは、声量を求めないことです。
本当に小さな振動を作れればOKです。
【ポイント4の歌声:言葉にならない】
口の形を意識しないので、このポイント4の歌声は言葉になりません。
“あー”や“うー”の中間のよう歌声です。
自然に出る高さの音を、自然に出る歌声で伸ばします。
また、ステップ1-2では、以下の問題が起こる可能性があります。
・1つ目の問題:歌声を出す時に、息の量を増やしても声帯が振動しない問題
この問題が起こった場合、息を吐く時に、声帯を少し閉じます。
声帯同士を実際に接触させるというよりは、少し寄せるような感じです。
喉頭の周囲の筋肉を緊張させないように注意します。
“1つ目の問題に対する流れ”用の記事へ進む場合は、こちらです。
息の量を、声帯が振動する必要最低限の量にできたら、ステップ1-3に進みます。

【ステップ1-3: “歌声の高さを上げながら”、声帯をきれいに振動させる練習】
今、ステップ1-2が終わって、自然に出る高さの音を、自然に出る歌声で伸ばせている状態です(ポイント4)。
その感覚を維持します。
最後は、ステップ1-3です。
ステップ1-3は、 “歌声の高さを上げながら”、声帯をきれいに振動させる練習です。
ここで使うポイントは、ポイント5です。
- ポイント5:歌声の高さを変化させる時は、声帯の伸縮を基本とすること
-
ポイント5は、歌声の高さを変化させる時は、声帯の伸縮を基本とすることです。
輪状甲状筋と後輪状披裂筋は、声帯の“少し下”にあります。
ステップ1-3では、ポイント5を再現できるように練習します。
まず、声帯を伸ばす筋肉を意識します(ポイント5)。
声帯を伸ばす主な筋肉は、輪状甲状筋と後輪状披裂筋です。
輪状甲状筋と後輪状披裂筋の位置は、声帯の“少し下”です。

輪状甲状筋と後輪状披裂筋の位置を意識する時も、実際に触りながら意識します。
感覚で、なんとなく位置関係を意識するよりも、実際に触ることで、より正確に位置関係を意識できるからです。
その時も、前からだけではなく、横からも触って、口やノドや声帯との位置関係をしっかりと想像しながら行うといいです。
最後に、その位置にある筋肉だけを緊張させるように、歌声の高さを上げます。
この時、歌声の高さを一気に上げるのではなく、ゆっくりと少しずつ上げます。
そして、それに慣れたら、上げたり下げたりします。
まだ地声の音域を広げる練習をしていないので、 “現状の音域内で”、無理のない範囲で行います。
声帯を伸ばす時は、喉頭の周囲の筋肉を緊張させやすいです(注意点)。
ポイント2で脱力させている筋肉が、輪状甲状筋と後輪状披裂筋の緊張に引っ張られないように、慎重に行います。
喉頭の周囲の筋肉を緊張させてしまったら、少し休憩して、再びポイント1からやり直します。
また、ステップ1-3は、以下の2つの問題が起こる可能性があります。
・2つ目の問題:歌声の高さを上げる時に、喉頭の周囲の筋肉を緊張させてしまう問題
この問題が起こった場合、 “ポイント4から息の量を増やさないように”意識しながら歌声の高さを上げます。
ポイント2で脱力させている筋肉が、輪状甲状筋と後輪状披裂筋の緊張に引っ張られないように、慎重に行います。
“2つ目の問題に対する流れ”用の記事へ進む場合は、こちらです。
・3つ目の問題:歌声の高さを上げる時に、声帯で振動を作りにくくなる問題
この問題が起こった場合、歌声の高さを上げる時に、声帯を少し閉じます。
声帯同士を実際に接触させるというよりは、少し寄せるような感じです。
喉頭の周囲の筋肉を緊張させないように注意します。
“3つ目の問題に対する流れ”用の記事へ進む場合は、こちらです。
以上が、 “ステップ1の流れ”です。
“曲を使わないで”、“無理なく”、歌声を出せるようになったら、 “ステップ2の流れ”に進みます。
“ステップ2の流れ”用の記事へ進む場合は、こちらです。
終了時間になったら、 “ボイトレが終わった後の流れ“に進みます。
“ボイトレが終わった後の流れ“用の記事へ進む場合は、こちらです。






