『3つ目の問題:歌声の高さを上げる時に、声帯で振動を作りにくくなる問題に対応する流れ』

ボイトレを行う中で、“歌声の高さを上げる時に、声帯で振動を作りにくくなる問題”が起こる可能性があります。

それが、3つ目の問題です。

この問題の解決策は、声帯を少し閉じることです。

それが、ポイント9です。

3つ目の問題:歌声の高さを上げる時に、声帯で振動を作りにくくなる問題

3つ目の問題は、“歌声の高さを上げる時に、声帯で振動を作りにくくなる問題”です。

この問題の解決策は、声帯を少し閉じることです。

これが、ポイント9です。

なぜなら、声帯を伸ばす時に、声帯を開いている可能性があるからです。

同じ問題が起こった場合は、一度歌うのを中断して、ポイント9を練習します。

では、 “ポイント9を練習する流れ”です。

目次

【ポイント9を練習する流れ】

ポイント9を練習する時は、まず、ステップ1-2までをやり直し、感覚を思い出します。

ステップ1-2は、声帯を“きれいに”振動させる練習です。

“ステップ1-2の流れ”のやり直し
ポイント1:喉頭の位置を意識すること

まず、喉頭の位置を意識します。

喉頭の位置は、喉仏の裏側です。

喉頭の位置を意識する時は、喉仏を目印にするだけでなく、実際に触りながら意識します。

ポイント2:喉頭の周囲の筋肉を脱力させること

次に、喉頭の周囲の筋肉を脱力させます。

喉頭の周囲の筋肉を脱力させる時は、範囲を明確にして脱力させるというよりも、喉頭を中心に、その辺り全体を脱力させるという意識で行います。

ポイント3:声帯の位置を意識すること

次に、声帯の位置を意識します。

声帯の位置は、喉仏の裏側の“少し下”です。

声帯の位置を意識する時も、喉仏を目印にするだけでなく、実際に触りながら意識します。

ポイント4:息の量を、声帯が振動する必要最低限の量にすること

最後に、その位置を基準に息を吐きます。

息を吐くときは、声帯に届くかどうかというぐらいの、ほんの少しの量から始めます。

その結果として、声帯がきれいに振動し、歌声を出せれば、それを“声帯が振動する必要最低限の息の量”とします。

今、自然に出る高さの音を、自然に出る歌声で伸ばせている状態です(ポイント4)

声量もほとんどありません。

その感覚を維持します。

この記事に進んでいるということは、ここで歌声の高さを上げようとする時に、声帯で振動を作りにくくなるということです。

息を吐いても、圧力を感じにくい状態です。

なので、歌声の高さを上げる時に、声帯を少し閉じます(ポイント9)

声帯を少し閉じる時に意識する位置は、声帯の位置です。

声帯の位置は、喉仏の裏側の“少し下”です。

今一度、触って意識し直します。

声帯を少し閉じる時は、声帯同士を実際に接触させるというよりは、少し寄せるような感じです。

声帯同士が接触するきっかけを作る感じと言ってもいいかもしれません。

決して、声帯同士を押し付けようとはしません。(注意点)

また、声帯を少し閉じる時は、喉頭の周囲の筋肉を緊張させないように注意します。

ポイント2で脱力させている筋肉が、声帯を少し閉じる緊張に引っ張られないように、慎重に行います。(注意点)

歌声の高さを上げる時の他の内容は、ポイント5と同じです。

・ポイント5を練習する流れ

声帯を伸ばす筋肉の位置を意識します(ポイント5)

声帯を伸ばす主な筋肉は、輪状甲状筋と後輪状披裂筋です。

輪状甲状筋と後輪状披裂筋は、声帯の“少し下”です。

今一度、触って意識し直します。

輪状甲状筋と後輪状披裂筋の位置を意識出来たら、その位置にある筋肉だけを緊張させるように、歌声の高さを上げます。

この時、歌声の高さを一気に上げるのではなく、ゆっくりと少しずつ上げます。

そして、それに慣れたら、上げたり下げたりします。

まだ地声の音域を広げる練習をしていないので、 “現状の音域内で”、無理のない範囲で行います。

歌声の高さを上げる時は、喉頭の周囲の筋肉を緊張させやすいです。

ポイント2で脱力させている筋肉が、輪状甲状筋と後輪状披裂筋の緊張に引っ張られないように、慎重に行います。

歌声の高さを上げる時は、喉頭の周囲の筋肉を緊張させやすいです(注意点)

ポイント2で脱力させている筋肉が、輪状甲状筋と後輪状披裂筋の緊張に引っ張られないように、慎重に行います。

喉頭の周囲の筋肉を緊張させてしまったら、少し休憩して、再びポイント1からやり直します。

つまり、ポイント9では、 【声帯の“少し下”の位置】と【声帯の位置】の2か所で、2つのことを同時に意識するということです。

【声帯の“少し下”の位置】で“輪状甲状筋と後輪状披裂筋を緊張させること”と、【声帯の位置】で“声帯を少し閉じること”です。

その2か所の位置にある筋肉だけを変化させるように、声帯を少し閉じながら歌声の高さを上げます。

もし、原因が後輪状披裂筋だったら、声帯で息を受けられるようになり、振動を作れるようになります。

“ステップ3の流れ”の記事へ戻る場合は、こちらです。

>>『ステップ3の流れ:地声の音域を広げる練習の流れ』へ

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