歌うことは好きだけど、音程を外しちゃうんだよね。
人前で歌うのは恥ずかしいな。
せめて音程だけでも改善したいよ。
こっそりできるトレーニングの方法はないかな。
今回の記事は、このようなお悩みに対する内容です。
私にも、音程を大きく外してしまう時代がありました。
メロディーの所々を外してしまうのではなく、正しいメロディーに対して平行に外してしまうのです。
なので、音程を外してしまう方の気持ちはよく分かります。
人前でも、歌いたい気持ちはあるのですが、歌えないんですよね。
そこで考えたのが、今回の内容です。
今回の内容を実践した結果、正しい音程で歌う感覚を見つけることができました。
私が、実際に改善できた方法です。
ぜひ、最後までご覧ください。
では、スタートです。
トレーニングの全体像:2ステップの繰り返し
まずは、トレーニングの全体像をお伝えします。
- ステップ1:録音しながら歌う
- ステップ2:音程が外れている状態を確認する
では、ステップ1から解説します。
ステップ1:録音しながら歌おう!
まずは、ステップ1です。
なぜなら、音程を合わせる感覚が正しくないことを客観的に確認したいからです。
今回のトレーニングは、感覚的には音程が合っていると思って歌っているけど、実際には音程を外して歌っているという状態を改善するためのものです。
なので、まずは、音程を合わせる感覚が正しくないことを理解する必要があります。
録音して、自分の歌声を聞けば、音程を合わせる感覚が正しくないことを理解できます。
他の確認方法としては、採点ゲームがあります。
確かに、音程を外していることはわかります。
ただ、私の経験上、そこから修正するのは難しいです。
なぜなら、画面上には音程を外していることが表示されますが、感覚的には正しい音程を歌っていると思っている状態が続くからです。
つまり、主観と客観で、同時に逆の情報が入ってくるということです。
その状態から修正するのは難しいです。
なので、音程を合わせる感覚が正しくないことを、客観的な情報たけで確認します。
そのための方法が、録音した自分の歌声を聞くことです。
なので、ステップ1では、録音しながら歌います。
そして、ステップ1には、3つのポイントがあります。
それを、1つずつ確認します。
ポイント1:場所は、一人カラオケ!
なぜなら、どれだけ音程を外しても、誰も聞いていないからです。
皆さんは、一人カラオケに行ったことがありますか。
私は、定期的な練習場所として利用しています。
1人なので、間違え放題です。
同じ部分を何度繰り返して歌っても、突然歌うことを止めても、誰かに迷惑をかけることはありません。
自分の声を自由に出せる空間は意外と少ないので、一人カラオケは非常に良いです。
もしかしたら、抵抗のある方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、私の体感としては、一人カラオケに行く人は多いです。
なぜなら、入店する時の記入表に、1人という数字をよく見るからです。
他のお客さんも一人カラオケかもしれませんね。
金額的にも、1時間で500円ぐらいです(私が利用しているお店です)。
時間帯にもよりますが、コーヒーを飲めて、7-8曲歌えます。
コンスタントに練習することが重要なので、悪くない金額です。
ポイント2:機材は、何でもOK!
なぜなら、音程が外れている状態を確認できればいいからです。
このトレーニングでは、音質は重要ではありません。
音質が重要になるのは、正しい音程で歌えるようになってからですね。
私は以前、ボイスレコーダーを使っていました
今は、スマホが手軽ですね。
ただし、注意点があります。
それは、録音した音源は、個人使用の範囲に留めることです。
また、カラオケ店によってもルールが違います。
その辺りは、皆さんでご確認ください。
ポイント3:選曲は、自分の音域に合わせる!
なぜなら、歌える音域の曲でなければ、正しい音程に合わせることもできないからです。
私は最初、自分が好きな曲を選択しました。
しかし、その曲の音域は、私の声の音域よりもかなり広いものでした。
そうなると、音程を合わせられないのか、そもそもその音程を歌えないのか、よくわからなくなってしまいます。
恐らく、声の音域も広げたい方もいらっしゃるでしょう。
ただ、まずは音程を合わせられるようにすることを目的とした方がいいです。
対策が違いますので、同時に改善しようとするとごちゃごちゃになってしまいます。
以上が、ステップ1の、3つのポイントです。
次に、ステップ2を解説します。
ステップ2:音程が外れている状態を確認しよう!
では、ステップ2です。
なぜなら、音程を合わせる感覚が正しくないことを客観的に理解したいからです。
ただ、それだけではありません。
なぜなら、音程を合わせる感覚を修正するための方向性を知りたいからです。
今回のトレーニングでは、それを手掛かりに感覚を修正します。
感覚を修正するにしても、どのように外しているのかが分からないと、修正できませんよね。
確認の仕方としては、ザックリでOKです。
例えば、正しい音程に対して、半音2個下に外しているというような細かさは要りません。
正しい音程に対して、多少下に外しているなぐらいでいいです。
むしろ、この多少下という感覚が重要です。
もしかしたら、自分の歌声を聞くことに対して、抵抗があるかもしれません。
私も最初はそうでした。
ただ、これは慣れです。
私は慣れました。
今では自分が歌った音源を聞いて楽しんでいます。
不完全なものを聞くのも面白いです。
プロの方たちの凄さを感じます。
また、ミスを聞くのも勉強になります。
次回の修正ポイントだからです。
どうすれば修正できるのかを考えて、対策を練り、次回の一人カラオケで実践します。
私は独学ですので、ずっとこの作業の繰り返しです。
さて、これで、ステップ1とステップ2が終わりました。
このトレーニングでは、この2つのステップを繰り返します。
ただ、2週目以降は、ステップ1での歌い方を変えます。
それが、このトレーニングのポイントです。
それを、次に解説します。
2週目以降のステップ1:音程を逆に外している感覚で歌おう!
では、2週目以降のステップ1です。
なぜなら、正しい音程で歌う感覚に近づけるからです。
イメージできそうですか。
例えば、ステップ2で、正しい音程に対して多少下に外しているなと確認したとします。
それはつまり、自分の感覚としては正しい音程を歌っているつもりだけど、実際には正しい音程に対して多少下の音程を歌っているということです。
なので、その場合は、あえて、正しい音程に対して多少上の音程を歌っている感覚で歌います。
そうすれば、少なくとも、歌声だけは正しい音程に近づきます。
ただ、そのように歌うと、最初は音程を外している感覚になります。
でも気にしないでください。
ここは多少強引にでも、自分の感覚を無視して歌ってください。
私は今でも、その時の違和感をぼんやりと覚えています。
違和感を無視して歌い続けることが重要です。
自分の感覚で歌う場合には、正しい音程に対して多少下を歌ってしまうのですから、正しい音程に対して多少上を歌う感覚で歌えば、正しい音程に近づきます。
それを繰り返せば、少なくとも歌声だけは、正しい音程になります。
そして、違和感があったとしても、その時の感覚が正しい音程で歌う感覚です。
その後、その感覚を再現するように歌い続けると、正しい音程で歌う感覚に慣れていきます。
そして、次第にそれが当たり前になっていき、感覚的にも正しくなります。
それが、音痴を克服した状態です。
まとめ
まとめです。
このトレーニングを簡単に言うと、先に正しい音程で歌える状態を作って、その状態に自分の感覚を慣れさせていくというものです。
なので、先に正しい音程で歌える状態を作っている時には、自分の感覚を無視しなければなりません。
これも、このトレーニングのポイントです。
ここは、多少強引に行ってください。
そして、正しい音程で歌えるようになったら、その感覚を再現するように歌い続けます。
自分の音程を合わせる感覚を、正しい音程で歌う時の感覚に慣れさせていくのです。
すると、次第にそれが当たり前になります。
そして、無意識でもできるようになります。
それが、音痴を克服した状態です。
私は、このようなトレーニングで克服しました。
最後に、私の経験談をお話しします。
私は元々、正しい音程に対して、多少下のメロディーを歌ってしまうタイプでした。
なので、感覚的には音程が外れていると思っても、自分が多少上だと思うメロディーを歌えば、正解の音程に合わせられると考えました。
かなり力技ですよね。
でも、どうしても、正しい音程で歌えるようになりたかったんです。
このトレーニングの目的は、正しい音程で歌う感覚を見つけることです。
音程をとらえる感覚を、根本的に変える意識が重要です。
残念ながら、モニターは私一人ですので、このトレーニングが他の方にも効果があるのかは分かりません。
ただ、私のような音程の外し方をしてしまう方は、結構いらっしゃいます。
少なくとも、私は上手くいきました。
とても簡単な方法なので、一度試してみてはいかがでしょうか。
このホームページの紹介
もしこの先、正しい音程を歌えるようになったら、今度は声の音域を広げたくなるはずです。
そうなった時には、ぜひ、このウェブサイトの他の記事も参考にしてみてください。
このウェブサイトは、声の音域が狭くて、歌うことが苦手になってしまった方を対象としています。
私が意識している、声の音域を広げるためのポイントをお伝えしています。
目標は、カラオケの採点で90点を取っていただくことです。
なので、もしかしたら、それらの記事の中にも、お役に立てるポイントがあるかもしれません。
では、今回の記事は、これで終わりです。
この記事が、皆さんの音程改善のきっかけにつながり、素敵な音楽ライフをスタートされることを願っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。