『ステップ1-1: “声帯を伸ばせる状況”を作る練習』

この記事では、ステップ1-1をお伝えします。

まずは、 “ステップ1-1のたとえ話”です。

目次

【ステップ1-1のたとえ話:前羽を閉じてしまうてんとう虫の話】

ステップ1のてんとう虫の話を思い出してください。

そのてんとう虫は、まだ羽化したばかりで、空を飛んだことがありませんでした。

なので、目的地を目指す前に、 “安全な場所で”、“無理なく”、空を飛ぶ練習を行っていました。

ここからが続きです。

そのてんとう虫は、まだ空に飛び立てません。

空に飛び立とうとすると、前羽を閉じてしまうのです。

前羽を閉じてしまったら、後ろ羽を羽ばたかせられません。

後ろ羽を羽ばたかせられないと、空に飛び立てません。

そのため、まずは、前羽を広げて、 “後ろ羽を羽ばたかせられる状況”を作る練習を行いました。

その結果、空に飛び立てるようになりました。

ステップ1-1でも、これと同じ練習を行います。

それが、 “声帯を伸ばせる状況”を作る練習です。

では、ステップ1-1です。

【ステップ1-1: “声帯を伸ばせる状況”を作る練習】

ステップ1-1は、 “声帯を伸ばせる状況”を作る練習です。

重要なことは、いきなり地声の音域を広げる練習ではないということです。

最初に行うことは、そのための“状況作り”です。

ここで使うポイントが、ポイント1とポイント2です。

ステップ1-1では、ポイント1とポイント2を再現できるように練習します。

まずは、ポイント1の解説です。

【ポイント1:喉頭の位置を意識すること】

ポイント1は、喉頭の位置を意識することです。

なぜなら、喉頭の位置を基準に、歌唱中に“緊張させる筋肉”と“脱力させる筋肉”を区別して意識できるからです。

喉頭とは、声帯が収められている箱のようなものです。

喉頭は、喉仏の裏側にあります。

極端に言えば、歌唱中に緊張させる筋肉のほとんどは、喉頭を構成している筋肉です。

逆に言えば、歌唱中に脱力させる筋肉のほとんどは、喉頭の外側にある筋肉です。

つまり、喉頭の位置を意識できれば、歌唱中に緊張させる筋肉と脱力させる筋肉を、区別して意識できるということです。

なので、ポイント1は、喉頭の位置を意識することです。

次は、ポイント2の解説です。

【ポイント2:喉頭の周囲の筋肉を脱力させること】

ポイント2は、喉頭の周囲の筋肉を脱力させることです。

なぜなら、声帯を伸ばせる状況を作れるからです。

歌声の高さを上げる場合、声帯を伸ばすことが基本です。

声帯を伸ばす場合、喉頭を構成している軟骨を、前後に傾けます。

ただ、その時に、喉頭の周囲の筋肉を緊張で硬くしてしまっていると、軟骨を傾ける動きを妨げてしまうのです。

そうなると、歌声の高さを上げられません。

なので、ポイント2は、喉頭の周囲の筋肉を脱力させることです。

次は、ステップ1-2に進みます。

ステップ1-2用の記事へ進む場合は、こちらです。

>>『ステップ1-2:声帯を“きれいに”振動させる練習』へ

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