【感覚がわからない方へ】私が意識している喉を開くために使う筋肉!

今回の記事のテーマが喉を開くであることを表しています。

 歌う時は喉を開くといいって聞いたけど、本当かな。

 喉を開くと、どんな効果があるんだろう。

 喉を開く具体的な方法が知りたいよ。

 喉を開くコツはあるのかな。

  今回の記事は、このようなお悩みに対する内容です。

 私が意識している、喉を開くために使う筋肉をお伝えします。


 歌の練習をしていると、喉を開くというアドバイスをよく聞きます。

 でも、具体的に、どこをどうすればいいのか、どんな効果があるのか、わかりにくいですよね。

 私もそうでした。

 私が、喉を開くというポイントを意識したきっかけは、非常に調子よく高音を出せている時でした。

 それまで、喉の周囲の筋肉は、脱力させることだけを考えていました。

 しかし、その状況でも、緊張している筋肉があることに気づいたのです。

 形としてはリングの様で、後ろ側に広げている感じでした。

 その筋肉は緊張していても、声帯の動きを全く邪魔せず、むしろ自由になった感じさえするのです。

 その後、その感覚がどのようなものか調べた結果、それが喉を開くということなのではないかという結論に至りました。

 そして、その時の感覚を、もう一度再現したくなりました。

 そこで考えたのが、今回の内容です。

 今回の内容を意識した結果、適切に喉を開けるようになりました。

 そして、効率的に声量を増やしたり、積極的に脱力を維持したりできるようになったのです。

 今回の内容は、他のポイントのサポートができるという点でも、非常に重要です。

 ぜひ、最後までご覧ください。

 では、スタートです。


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目次

喉を開くために使う筋肉

 では、私が意識している、喉を開くために使う筋肉をお伝えします。

 私が意識している、喉を開くために使う筋肉とは、中咽頭収縮筋です。

本文の内容をイラストで表しています。

 なぜなら、緊張させて、硬くしても、声帯の動きを邪魔しないで喉の空間を広げられるからです。

本文の内容をイラストで表しています。

 喉の空間は、咽頭といいます。

本文の内容をイラストで表しています。

 咽頭は筋肉でできており、分のを意識的に動かせます

 下記の文章をご覧ください。

“空気だけ通る咽頭鼻部は形が変わりませんが、咽頭の下3分の2にあたる部分は収縮、膨張、伸長といった動きが可能です。”

(『イラストで知る 発声ビジュアルガイド』 株式会社音楽之友社、著者 セオドア・ダイモン、訳者 竹田数章(監訳)、篠原玲子、2020年、p.62)

 つまり、咽頭の下分のは、意識的に動かせるということですね。

本文の内容をイラストで表しています。

 そして、その下分のは、下咽頭収縮筋と中咽頭収縮筋でできています。

 なので、喉を開くために使える筋肉は、このどちらかの筋肉か、両方の筋肉です。

本文の内容をイラストで表しています。

 ここでイメージしていただきたいのは、喉を開くために筋肉を緊張させるということは、その筋肉だけでなく、その筋肉がつながっている部分にも影響を与えるということです。

 下咽頭収縮筋は、喉頭とつながっています。

本文の内容をイラストで表しています。

 喉頭は、声帯を変化させる時に動かす部分です。

 下咽頭収縮筋を緊張させて硬くすると、喉頭の動きを邪魔します。

本文の内容をイラストで表しています。

 一方で、中咽頭収縮筋は、喉頭ではなく舌骨とつながっています

本文の内容をイラストで表しています。

 中咽頭収縮筋を緊張させて硬くしても、喉頭の動きを邪魔しません。

本文の内容をイラストで表しています。

 なので、私が意識している、喉を開くために使う筋肉は、中咽頭収縮筋です。

 中咽頭収縮筋を意識的に広げることで、喉を開きます。

本文の内容をイラストで表しています。

 では、喉を開くとどのような効果があるのでしょうか。

 次は、その効果を解説します。

喉を開く効果

 では、喉を開く効果を解説します。

 喉を開く効果は、つです。

 つずつ確認します。

効果1:声量

 まず、つ目の効果です。

 1つ目の効果は、声量を増やせることです。

 なぜなら、共鳴させられる振動の種類が増えるからです。

 歌声とは、振動です。

本文の内容をイラストで表しています。

 その振動は、声帯に息を当てて作ります。

本文の内容をイラストで表しています。

 実は、その時に生まれる振動は、狙った高さの振動だけではありません。

 狙った高さの振動以外にも、たくさんの異なる高さの振動が含まれます

 それが倍音と呼ばれる振動です。

本文の内容をイラストで表しています。

 声量は、それらの振動の大きさを合計したものです。

本文の内容をイラストで表しています。

 各振動の大きさは、共鳴させて増幅します。

本文の内容をイラストで表しています。

 喉を開いて、空間を変化させるということは、その空間が共鳴させられる振動の高さが変化するということです。

本文の内容をイラストで表しています。
本文の内容をイラストで表しています。
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 その時に、実際に共鳴させられる振動の高さを増やせれば、各振動の大きさの合計も増やせます

本文の内容をイラストで表しています。
本文の内容をイラストで表しています。

 つまり、声量を増やせるということです。

 なので、つ目の効果は、声量を増やせることです。

効果2:脱力

 次に、つ目の効果です。

 つ目の効果は、下咽頭収縮筋の脱力をサポートできることです。

 なぜなら、下咽頭収縮筋が緊張して、収縮し、硬くなる動きに対抗できるからです。

 下咽頭収縮筋が緊張して、収縮し、硬くなると、喉頭の動きを邪魔します。

本文の内容をイラストで表しています。

 しかし、中咽頭収縮筋は、その一部が下咽頭収縮筋の内側に潜り込むように重なっています

 つまり、中咽頭収縮筋を広げることで、下咽頭収縮筋が緊張して、収縮しようとする動きに対抗できるのです。

本文の内容をイラストで表しています。

 なので、つ目の効果は、下咽頭収縮筋の脱力をサポートできることです。


 以上が、喉を開くことによる、つの効果です。

 ただ、中咽頭収縮筋を広げることは分かったけど、その感覚がわからないという方もいらっしゃるでしょう。

 なので、次は、私が意識している、喉を開くコツをお伝えします。

喉を開くコツ

 では、私が意識している、喉を開くコツをお伝えします。

 私が意識している、喉を開くコツとは、あくびをする時の感覚を使うことです。

本文の内容をイラストで表しています。

 あくび喉という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

 私もその感覚を利用します。

 色々試す中で、それが一番上手くいきました。

 最初から、狙った筋肉をピンポイントで動かすことは難しいです。

 日常の動きを意識した結果として動かした方が、間違った筋肉に力を入れることなく、リラックスして行えます。

 なので、私が意識している、喉を開くコツとは、あくびをする時の感覚を使うことです。

 ただ、その感覚を使っても、上手くいかない場合があります。

 次は、その場合の改善策をお伝えします。

それでもうまくいかない時は?

 では、あくびをする時の感覚を使っても上手くいかない場合の改善策をお伝えします。

 あくびをする時の感覚を使っても上手くいかない場合の改善策とは、脱力の順番を意識することです。

 中咽頭収縮筋は、その一部が下咽頭収縮筋の内側に潜り込むように重なっています。

 なので、そもそも、その外側にある下咽頭収縮筋が緊張して、収縮し、硬くなっていると、内側にある中咽頭収縮筋は広げられません

本文の内容をイラストで表しています。

 その場合の改善策として、まずは、喉全体をしっかりと脱力させます。

 そして、その状態を作った中で、あくびをする時の感覚を使います。

 これで、中咽頭収縮筋を広げられます。

本文の内容をイラストで表しています。

 なので、あくびをする時の感覚を使っても上手くいかない場合の改善策とは、脱力の順番を意識することです。

まとめ

 まとめです。

 今回の記事では、私が意識している、喉を開くために使う筋肉をお伝えしました。

 その筋肉とは、中咽頭収縮筋でした。

 今回のポイントを意識し始めたのは、カラオケの採点で90点を越えられるようになってからです。

 ただ、それまでにも、同じような感覚になったことはあるような気がします。

 つまり、無意識に、喉を開いていたということです。

 また、意識的に喉を開いて歌っても、脱力という面ですごく効果を感じます。

 声帯の動きが邪魔されず、自由に動かせるようになる感覚です。

 今回の内容は、本に書かれていた内容ではなく、自分の経験と感覚から推測した部分が多いです。

 しかし、今回のポイントを意識して歌うと、他のポイントをサポートできる感覚もあります。

 なので、現状なかなか上手くいっていない方は、ぜひ参考にして練習してください。

 では、今回の記事は、これで終わりです。

 最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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