歌の練習を始めた当初、発声法を調べると、いろいろな名前が出てきました。
ただ、統一された定義は無いようで、独学の私には整理しづらい部分がありました。
何を指針に練習すればいいかわからず、困ってしまったんです。
そこで考えたのが、今回の内容です。
今回の内容は、歌い方を整理して、練習の指針とするためのものです。
これが正しいチェストボイスだ!というものではありません。
このチェストボイスで歌うために、私が意識していることもお伝えします。
ぜひ、最後までご覧ください。
では、スタートです。
私が意識しているチェストボイスとは
私は、音域をザックリと4つに分け、それぞれの音域に対応した発声法を定義しています。
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私が意識しているチェストボイスとは、低音域に対応した発声法です。
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![本文の内容をイラストで表しています。](https://singingnote.com/wp-content/uploads/2023/12/3-6-1024x538.png)
注意点は、声帯の厚みを変化させないことです。
最も厚い状態の声帯の長さを変化させることで、その声帯で出せる最も低い音域で音程を変化させます。
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また、声帯同士がしっかりと接触するので、地声に聞こえる声になります。
さて、私が意識しているチェストボイスの定義はこれだけです。
ただ、このチェストボイスで実際に歌うためには、その状態の声帯を、上手く振動させなければなりません。
そのために、私が意識しているポイントは、下記の3つです。
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他の発声法と比較しながら、1つずつ解説します。
ポイント:息の量
最初のポイントは、息の量です。
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このチェストボイスでは、最も厚い状態の声帯の長さを変化させます。
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つまり、発声法の中では、最も重い状態の声帯を振動させるということです。
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それだけを考えれば、チェストボイスの状態の声帯を振動させるために必要な息の量は、発声法の中で最も多いです。
ただ、ファルセットは、声帯同士の接触が妨げられます。
その分、息が漏れるということです。
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なので、私が意識しているチェストボイスの息の量は、ヘッドボイス、ミドルボイスよりも多く、チェストボイスよりも少ない量です。
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ポイント:声帯閉鎖
次のポイントは、声帯閉鎖です。
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このチェストボイスでは、最も厚い状態の声帯の長さを変化させます。
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声帯の長さを変化させるために必要な筋力は、発声法の中で最大です。
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ただ、低音域から音程を上げる場合、恐らく、早い段階で他の発声法に切り替えます。
![本文の内容をイラストで表しています。](https://singingnote.com/wp-content/uploads/2023/12/15-4-1024x538.png)
つまり、このチェストボイスの状態の声帯を、強く伸ばす可能性はほぼ無いということです。
言い換えれば、輪状甲状筋に入れる力は小さいということなので、声帯が大きく広がることもありません。
なので、私がこのチェストボイスで歌う場合は、声帯閉鎖をほとんど意識しません。
私が意識するのは、声帯で振動を作りにくくなった時だけです。
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私の経験として多いのは、脱力を意識し過ぎるあまり、緊張させるべき筋肉も脱力してしまっている場合です。
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上手く振動を作れない場合は、声帯閉鎖を意識すると改善できるかもしれません。
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ポイント:喉頭の下側の筋肉
最後は、喉頭の下側の筋肉です。
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低音域から音程を上げる場合、恐らく、早い段階で他の発声法に切り替えます。
![本文の内容をイラストで表しています。](https://singingnote.com/wp-content/uploads/2023/12/23-4-1024x538.png)
つまり、このチェストボイスの状態の声帯を、最大限伸ばす可能性はほぼ無いということです。
言い換えれば、喉頭の位置を固定している上側の筋肉の力も必要になる可能性はほぼ無いということです。
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なので、私がこのチェストボイスで歌う場合は、喉頭の位置を固定している下側の筋肉にも力を入れることを、ほとんど意識しません。
私が意識するのは、喉頭の位置を固定している上側の筋肉に、間違えて力を入れていると感じた時だけです。
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上下の力のバランスを取ることで、喉頭が持ち上がらないようにします。
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まとめ
まとめです。
その定義とは、声帯の長さの変化のみを意識して歌う発声法でした。
私は、今回お伝えした内容を特に意識して、低音域を歌っています。
ぜひ、意識して練習してみてください。
では、今回の記事は、これで終わりです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。